◎
市長(
荒木義行君)
議案の
説明を行う前に、
令和2年度の当初
予算編成についてご
説明を申し上げさせていただきます。
令和2年度当初
予算は278億5,000万円で、前年比14.3%、34億8,000万円の増となっておりますが、
投資的経費を除いた
予算の伸びは7.6%、約15億円の増額となります。 また、
普通建設事業等、
中長期計画によれば、
令和2年度、
令和3年度までは
建設事業費について60億円となっておりますが、これは
新設校及び
学童クラブの
建設等のためであり、
令和4年度からは約17億円程度となります。
令和2年度における主な
取り組み事項として、
商工業においてはこれまで以上の積極的な
企業誘致活動を展開し、
税収確保や雇用の場をつくることとし、栄第2
工業団地は
令和2年12月頃に
造成工事が竣工する予定です。公募は今月下旬に開始するところで進めております。また、新たな
工業団地候補地を選定し、
令和2年度は
基本設計業務を行う計画であり2,500万円を
予算計上しております。今後は
経済情勢や
企業動向を把握しながら、迅速に対応できるよう造成を行う予定であります。さらに、
総合健康センター「
ユーパレス弁天」の改修を行い、
利用者の
満足度や
集客率アップ、そして
経費削減のための
システムを構築するところです。
学校教育に関しましては、
令和3年4月
開校予定の
合志楓の
杜小中学校において、順調に建設を進めており、さらに開校に向けた準備として来年度
新設校準備室を設置し、人員を含め体制を強化し取り組む所存です。 また、本年度から本格活用している
電子黒板といった
ICT活用を
政府指導により進めており、今後はタブレットの導入を行い、
令和3年度には3人に1台となるよう計画を立てて
事業を進めております。
健康福祉事業に関しては、
子育て支援の一環として、子供の
市外病院利用について
現物対応を
令和2年度中に始めるほか、妊娠から育児まで継続的・包括的に相談できる
ワンストップ相談窓口となる
子育て世代包括支援センターを開設することとし、
人員体制の強化を図るところです。 また、
特別会計である
国民県保険料は、基金を取り崩して費用を賄っている状況にあります。今年度末において6億6,000万円程度の残高が見込まれていますが、計画では毎年8,000万円取り崩す必要があり、
保険料の見直しを含め、
対応策の検討を進めているところです。
公共交通政策に関しては、
市バスルートの変更を
令和2年10月に行い、便数を増加する予定でありますが、
市バス乗降者を把握する
乗降カウントシステムを充実させ、市民の
利便性が向上するようにさらなる検討を深めていく所存です。そして
免許返納をいただいた方に対して、
回数券等のインセンティブのある
対応策が取れないか、今後検討をしてまいります。 また、新
環境工場の
建設負担金を4億5,000万円計上しておりますが、
令和3年度の
ごみ処理施設の
供用開始、
令和4年度の全
施設供用開始に向け進んでおります。これと並行して、新
環境工場について住民の皆様への周知を行うところでございます。
災害関連としましては、
指定避難所用の
ポータブル発電機や
夜間照明の購入を行うところであるほか、
熊本地震時の一時
単独復旧事業の
事業債の償還が
令和2年度より本格的に始まることにより19%増の22億円を
償還額として計上をしております。 ただいま述べました施策等以外に、御代志土地区画整理
事業の推進による
まちづくりの充実も、
人員体制を強化して進めるところでありますし、マイナンバーカードの出張申請受付や地域コミュニティ活動の推進、健診率の向上、保健
事業と介護予防の一体となる
事業の実施、広域化に伴い廃止した須屋浄化センター水処理施設の適正な処分、効率的な農地利用やスマート農業のための人農地プランといった市のポテンシャルを高めていくための取り組みについて、引き続き努めてまいります。 さらに、
市財政の
健全性を維持していくために、新たな財源確保に向けたヴィーブル等のネーミングライセンス制度の導入などを実施し、自主財源の確保に努め、収支のバランスを取りながら次年度以降も
健康幸福都市に向けた
まちづくり政策を進める所存であります。 それでは、
議案の
説明をさせていただきます。
議案第2号
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の
施行に伴う
関係条例の
整備等に関する
条例の制定につきまして、ご
説明申し上げます。 今回の改正は、
地方公務員法及び
地方自治法が改正され、
会計年度任用
職員制度が導入されることなどに伴い、
関係条例において所要の改正を行うものでございます。
議案第3号 成年被
後見人等の権利の制限に係る措置の
適正化等を図るための
関係法律の
整備に関する法律の
施行に伴う
関係条例の
整備に関する
条例の制定につきまして、ご
説明申し上げます。 今回の改正は、成年被
後見人等の権利の制限に係る措置の
適正化等を図るための
関係法律の
施行による成年被
後見人等に係る欠格事項の見直しに伴い、
関係条例において所要の改正を行うものです。
議案第4号
合志市
環境整備基金条例の制定につきまして、ご
説明申し上げます。
令和3年4月、稼働予定の菊池環境保全組合廃棄物処理施設の周辺地域関係区、二子区、上庄区、上町区、横町区、下町区、日向区の6地区の地域生活環境改善
事業を行うための財源として、菊池環境保全組合から新
環境工場等へ建設地域環境
整備負担金が
合志市へ交付されております。地域生活環境改善
事業は、地元からの要望に応じて数年にわたり実施していくため、基金を創設し財源を管理する必要がありますので、
条例を制定するものでございます。
議案第5号
合志市
一般職の
職員の給与に関する
条例等の一部を改正する
条例の制定につきまして、ご
説明申し上げます。 今回の改正は、国の人事院勧告及び熊本県人事院勧告を踏まえ、
合志市
一般職の
職員の給与に関する
条例及び
合志市
一般職の任期付き
職員の採用等に関する
条例を改正するものでございます。 主な改正内容としましては、月例給及び期末勤勉手当の引上げ、住居手当の見直しでございます。
議案第6号
合志市
職員定数条例の一部を改正する
条例の制定につきまして、ご
説明申し上げます。 今回の改正は、
令和2年4月に実施を予定しております人事異動に伴い、水道局の
職員を1名増員するものでございます。
議案第7号
合志市
し尿運搬費補助に関する
条例の一部を改正する
条例の制定につきまして、ご
説明申し上げます。 本市から、菊池広域連合汚泥処理センターへし尿を運搬する取扱業者が、今後も引き続き安定的に
事業が実施できるよう運搬費の補助を見直し、
条例の改正を行うものでございます。
議案第8号
合志市
学童保育施設条例の一部を改正する
条例の制定につきまして、ご
説明申し上げます。 今回の主な改正は、現在
整備しております西
合志中央小学校の3クラブ及び現在西
合志第一小学校児童クラブとして使用している
立割老人憩いの家を所管変更することにより、新たに学童保育施設として追加するため、
条例の一部を改正するものでございます。
議案第9号
合志市営住宅条例の一部を改正する
条例の制定につきまして、ご
説明申し上げます。 現在、260戸の市営住宅を設置しておりますが、そのうち老朽化した3戸を解体撤去し、管理戸数が減となりましたので、
条例の一部改正を行うものでございます。
議案第10号
熊本都市計画事業御代志土地区画整理事業施行条例の一部を改正する
条例の制定につきまして、ご
説明申し上げます。 今回の改正は、民法の一部を改正する法律及び民法の一部を改正する法律の
施行に伴う
関係法律の
整備等に関する法律の
施行に伴う関係政令の
整備に関する政令の
施行による土地区画整理法
施行令改正に伴い、精算金の分割徴収に係る規定の改正を行うものでございます。
議案第11号
合志市
奨学資金貸付条例の一部を改正する
条例の制定につきまして、ご
説明申し上げます。 今回の改正は、民法第404条の法定利率の改正に伴い、
条例の改正を行うものでございます。
議案第12号
合志市
部落差別等をなくし人権を守る
条例の一部を改正する
条例の制定につきまして、ご
説明申し上げます。 今回の改正は、
条例の制定から14年が経過し、人権三法が制定されるなど、人権問題に係る社会情勢が変化してきたため、
条例の一部を改正するものでございます。
議案第13号
合志市
立割老人憩の
家条例を廃止する
条例の制定につきまして、ご
説明申し上げます。
立割老人憩いの家について、現在は学童保育施設と利用されており、
令和2年4月から所管変更を行うことに伴い、本
条例を廃止するものでございます。
議案第14号
令和元
年度合志市
一般会計補正予算(第4号)につきまして、ご
説明申し上げます。 今回の補正は、既定の歳入歳出
予算の総額からそれぞれ2億4,000万円を減額し、
予算総額を260億7,131万6,000円といたしております。
議案第15号
令和元
年度合志市
介護保険特別会計補正予算(第4号)につきまして、ご
説明申し上げます。 今回の補正は、実績見込みによる介護給付費や地域支援
事業費の増減額によるもので、既定の歳入歳出
予算からそれぞれ4,574万2,000円を増額し、
予算総額を46億2,782万円といたしております。
議案第16号
令和元
年度合志市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきまして、ご
説明申し上げます。 今回の補正は、既定の歳入歳出
予算の総額からそれぞれ1億1,470万4,000円を減額し、
予算総額を64億8,114万2,000円とするものでございます。
議案第17号
令和元
年度合志市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきまして、ご
説明申し上げます。 今回の補正は、既定の歳入歳出
予算の総額からそれぞれ151万8,000円を減額し、
予算総額を5億9,987万円とするものでございます。
議案第18号
令和元
年度合志市
工業団地整備事業特別会計補正予算(第2号)につきまして、ご
説明申し上げます。 今回の補正は、既定の歳入歳出
予算の総額からそれぞれ3,110万円減額し、
予算総額を4億1,273万6,000円とするものでございます。
議案第19号
令和元
年度合志市
水道事業会計補正予算(第4号)につきまして、ご
説明申し上げます。 収益的収入及び支出につきましては、水道
事業収益を758万2,000円減額し、総額8億4,629万2,000円とし、水道
事業費用を5,177万7,000円増額し、総額7億3,217万円とするものでございます。 また、資本的収入及び支出につきましては、資本的収入を997万5,000円減額し、総額3,588万5,000円とし、資本的支出を6,916万円減額し、総額3億7,592万9,000円とするものでございます。
議案第20号
令和元
年度合志市
工業用水道事業会計補正予算(第3号)につきまして、ご
説明申し上げます。 収益的収入及び支出につきまして、工業用水道
事業収益を13万7,000円追加し、総額5,538万5,000円とし、工業用水道
事業費用を31万3,000円減額し、総額4,271万8,000円とするものでございます。
議案第21号
令和元
年度合志市
下水道事業会計補正予算(第4号)につきまして、ご
説明申し上げます。 収益的収入及び支出につきましては、下水道
事業収益は1,568万6,000円追加し、総額14億1,890万8,000円とし、下水道
事業費用を3,425万1,000円減額し、総額15億75万9,000円とするものでございます。 また、資本的収入及び支出につきましては、資本的収入を559万2,000円追加し、総額8億8,670万円とし、資本的支出を10万3,000円追加し、総額11億7,708万9,000円とするものでございます。
議案第22号
令和2
年度合志市
一般会計予算につきまして、ご
説明申し上げます。 歳入歳出
予算の総額は278億5,000万円で、前年度と比較しまして34億8,000万円、14.3%の増でございます。
議案第23号
令和2
年度合志市
介護保険特別会計予算につきまして、ご
説明申し上げます。 歳入歳出
予算の総額は46億7,486万3,000円で、前年度と比較しまして2億7,474万2,000円、6.2%の増となっています。 主な要因は、消費税増税及び介護
サービス受給者の増加に伴う保険給付費の増でございます。
議案第24号
令和2
年度合志市
国民健康保険特別会計予算につきまして、ご
説明申し上げます。 歳入歳出
予算の総額は64億9,572万2,000円で、前年度と比較しまして1億1,818万7,000円、1.8%の減でございます。 主な要因は、被保険者数の減少による保険給付費の減及び県へ支払う国民健康保険
事業費納付金の減額によるものでございます。
議案第25号
令和2
年度合志市
後期高齢者医療特別会計予算につきまして、ご
説明申し上げます。 歳入歳出
予算の総額は6億6,479万9,000円で、前年度と比較しまして6,560万3,000円、10.9%の増でございます。 主な要因は、被保険者数の増加による後期高齢者医療広域連合納付金の増によるものでございます。
議案第26号
令和2
年度合志市
工業団地整備事業特別会計予算につきまして、ご
説明申し上げます。 歳入歳出
予算の総額はそれぞれ1億6,745万7,000円で、前年度
予算と比較しまして1億8,617万9,000円、52.6%の減でございます。 主な要因は、栄第二
工業団地の用地取得に係る公有財産購入費の減でございます。
議案第27号
令和2
年度合志市
水道事業会計予算につきまして、ご
説明申し上げます。 収益的収入及び支出につきましては、水道
事業収益を8億5,316万1,000円、水道
事業費用を7億880万2,000円とし、収支は1億1,435万9,000円の利益を見込んでおります。 資本的収入及び支出につきましては、資本的収入額を3,568万4,000円、資本的支出額を4億6,771万円とし、収支は4億3,202万6,000円の不足を見込んでおります。なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額4億3,202万6,000円は、当年度分消費税及び地方消費税、資本的収支調整額、損益勘定留保資金及び利益剰余金をもって補填するものでございます。
議案第28号
令和2
年度合志市
工業用水道事業会計予算につきまして、ご
説明申し上げます。 収益的収入及び支出につきましては、工業用水道
事業収益を5,503万1,000円、工業用水道
事業費用を4,435万円とし、収支は1,068万1,000円の利益を見込んでおります。 資本的収入及び支出につきましては、資本的収入額を4,000円、資本的支出額を469万7,000円とし、収支は469万3,000円の不足を見込んでおります。なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額469万3,000円は、当年度分消費税及び地方消費税、資本的収支調整額、損益勘定留保資金をもって補填するものでございます。
議案第29号
令和2
年度合志市
下水道事業会計予算につきまして、ご
説明申し上げます。 収益的収入及び支出につきましては、下水道
事業収益を18億3,509万1,000円、下水道
事業費用を26億8,700万3,000円とし、収支は8億5,191万2,000円の不足となります。また、資本的収入及び支出につきましては、資本的収入を10億7,493万8,000円、資本的支出額を14億5,044万4,000円とし、収支は3億7,550万6,000円の不足となります。なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額3億7,550万6,000円は、当年度分消費税及び地方消費税、資本的収支調整額、損益勘定留保資金をもって補填するものでございます。
議案第30号
合志市
道路線の廃止について、
合志市
道路線の廃止につきまして、ご
説明申し上げます。 市道駄飼代・田久保線ほか3路線の廃止につきましては、法律上、一度道路認定を廃止し、再度認定するための廃止でございます。 理由としましては、市道福原・原水線道路改良工事に伴う路線の延長及び起終点の変更を行うものであります。
議案第31号
合志市
道路線の認定につきまして、ご
説明申し上げます。 市道駄飼代・田久保線につきましては、前
議案同様に、市道福原・原水線道路改良工事に伴う認定でございます。 また、市道御領・三里木線は、県道辛川・鹿本線の引き継ぎによる認定市道上生道2号線は、栄第2
工業団地造成に伴う認定、須屋南小学校3号線ほか5路線は、開発広域等による認定でございます。
議案第32号 菊陽町
道路線の認定に係る
合志市
区域内道路の承諾につきまして、ご
説明申し上げます。 この路線は、一般県道辛川鹿本線バイパス
事業に伴う旧道区間を、
合志市及び菊陽町に移管されることから、菊陽町が
令和2年6月議会において町道として路線認定を予定されています。この路線の一部が
合志市区域内の道路であるため、道路法第8条第4項の規定に基づき、議会の承諾が必要となりますので、今議会にお願いするものでございます。
議案第33号 権利の放棄につきまして、ご
説明申し上げます。 市営住宅の使用料は、賃貸借契約に基づく債権であり、民法第174条2第1項判決で確定した権利の消滅時効に基づき、時効期間は10年とされ、時効期間である10年を経過したのちは、時効の援用または議会の議決によらなければ債権は消滅しないことになります。このことから、回収が著しく困難な債権を永久に残すことは
会計処理上適正でないため、時効期間を経過した住宅使用料金債権につきまして、
地方自治法第96条第1項第10号に基づき、本
議案を上程するものでございます。
議案第34号 権利の放棄につきまして、ご
説明申し上げます。 水道料金債権の消滅時効につきましては、最高裁判所の判例及び総務省の行政解釈により、民法第173条第1号に基づき、消滅時効は2年とされ、時効期間である2年を経過したのちは、時効の援用又は議会の議決によらなければ債権は消滅しないことになります。このことから、回収が著しく困難な債権を永久に残すことは
会計処理上適正ではないため、時効期間を経過した水道料金債権につきまして、
地方自治法第96条第1項第10号に基づき、本
議案を上程するものでございます。
報告第1号
専決処分(
損害賠償に係る額の
決定)につきまして、ご
説明申し上げます。
専決処分書のとおり、
令和元年9月4日午後3時頃、
合志市竹迫2264番地の2、
店舗駐車場において庁用車がバックで駐車した際に、不注意により隣に駐車してあった
相手車両に接触し、損害を与えたことについて相手方から
損害賠償に係る請求権を放棄する旨の申し出があり、
損害賠償の額ゼロ円で示談し、12月18日に
専決処分を行いましたので、
地方自治法第180条第2項の規定により
報告いたします。
報告第2号
専決処分(
損害賠償に係る額の
決定)につきまして、ご
説明申し上げます。
専決処分書のとおり、
令和元年11月2日午後1時30分頃、
合志市御代志313番地3地先において、庁用車が交差点に進入したところ、左方から来る
相手車両に気づくのが遅れ、右後方部に追突し損害を与えたことについて、
損害賠償の額8万2,834円で示談し、12月18日に
専決処分を行いましたので、
地方自治法第180条第2項の規定により
報告いたします。
○
議長(
坂本武人君)
提案理由の
説明は終了しました。 ――――――○――――――
○
議長(
坂本武人君) 以上で、本日の予定は全て終了いたしました。 なお、明日2月26日は午前10時から
会議を開きます。
報告事項を申し上げます。 本日、議題といたしました案件に関する質疑の通告期限は、明日2月26日の午前10時までとなっておりますので、よろしくお願いいたします。 本日は、これで散会いたします。 大変お疲れさまでした。 午前10時40分 散会...